概 要
NEWスーパーFK工法は、 根固め液および杭周固定液の 材料として高炉セメント(B種)とSF混和材を使用することで、 根固め部および杭周固定部に膨張効果を与え、基礎杭と周囲の地盤に大きな摩擦力を発揮できる 工法です。
特 徴
■トップクラスの摩擦力
・節杭と膨張性混和材によるコラボレーション
・ハイレベルな摩擦力による高支持力化を実現
・杭材を短く、細く、少なくすることが可能
■あらゆるバリエーションに対応
・先端地盤は砂質、礫質、粘土質地盤に対応
・杭のサイズは300450~10001200まで対応
・3つの杭径で接続可能(軸部径・中間径・節部径)
・水平力に応じた経済的な杭種の選択が可能
■時代のニーズに応えたシンプルな施工
・全長ストレート掘削で複雑な施工工程がない
・施工管理が容易で確実
・工期短縮を実現
・発生残土量を縮減
適用範囲
適用する地盤の種類
■基礎杭の先端付近の地盤の種類:砂質地盤、礫質地盤、粘土質地盤
最大施工深さ
62m(先端地盤:砂質地盤)
50m(先端地盤:礫質地盤)
58m(先端地盤:粘土質地盤)
バリエーション
地盤条件や用途に合わせ様々な杭材の組み合わせが可能です
必要な水平力に対応した各種杭材を上(中)杭に軸部径で継ぐことができます。
また杭頭部を拡径した拡頭型(Eタイプ)を用いて、ワンランク上のストレート杭を選択することで、より経済的な組み合わせが可能です。
拡頭型(Eタイプ)には節部径で接続する仕様と、軸部径と節部径の中間径で接続する仕様の2種類があります。
施工順序
地盤の許容
支持力計算式
ここで、(i)、(ii)式において、
α: | 杭先端支持力係数 α=172(砂質地盤・礫質地盤) α=163(粘土質地盤) |
---|---|
β: | 砂質地盤における杭周面摩擦係数 ①節部 βNs=6.6Ns+26を満たすβ ②ストレート部 β=5.8 |
γ: | 粘土質地盤における杭周面摩擦係数 ①節部 γqu=0.8qu+24を満たす) ②ストレート部 γ=0.74 |
N: | 節杭の軸部最下端より下方に1D2、上方に1D2 (D2:節杭の節部直径)の区間の地盤の標準 貫入試験による 打撃回数の平均値(回) ただし、N>60はN=60とする |
Ap: | 節杭の節部有効断面積(m2) Ap=π・D22/4 |
Ns: | 杭の周囲の地盤のうち、砂質地盤の標準貫入試験による 打撃回数の平均値(回) 0≦NS≦30、 ただしNS>30の場合はNs=30とする |
Ls: | 杭の周囲の地盤のうち、砂質地盤に接する有効長さの合計(m) |
qu: | 杭の周囲の地盤のうち、粘土質地盤の一軸圧縮強度の平均値(kN/m2) 0≦Ns≦20、ただしqu>200の場合はqu=200とする |
Lc: | 杭の周囲の地盤のうち、粘土質地盤に接する 有効長さの合計(m) |
Ψ: | ①節部 Ψ=π・D2: 節杭の節部外径 ②ストレート部 Ψ=π・D1:節杭の軸部外径 |